小さいころから将来は学校給食に携わりたいと思っていました。というのも、小学校・中学校時代に食べた給食が大変おいしく、給食を楽しみに学校に行っていたほど大好きだったのです。ダイショクを選んだ理由は、ずばり奈良県。私自身、ずっと奈良県在住で、就職も奈良県でしようと思っており、県内で給食事業を展開しているのがダイショクともう1社でした。どちらも選考に進んだものの、先に内定を出してくれたダイショクを選びました。現在は、本社の栄養管理室で勤務しています。同期は私を入れて6名で、私以外は皆現場の栄養士として活躍しており、少々寂しい気持ちはあるものの、面接の段階で本社の栄養士を打診されていましたし、活躍する場所は違っても、学校給食に携われることには変わりないので、与えてもらったポジションでベストを尽くしています。

本社の栄養士は事務業務をメインに、日によっては、自身が担当している施設の栄養士との打ち合わせのため施設を訪問します。入社1年目のころは、お客様である施設からの要望を受け入れて、そのまま献立に反映させることが栄養士の仕事だと思って取り組んでいました。2年目に入ってからは、それに加えて食材の原価なども考慮した献立づくりに取り組んでいます。要望としてお客様からよくお聞きするのは、魚は焼くと焼き縮みが出るので貧相に見えてしまう、というものです。ただ、掛けられるコストは限りがあるので、単純に魚の身を大きくする、というわけにはいきません。私が提案するのは、調理方法の変更です。たとえば、焼かずに揚げ物にして、見た目のボリュームを出してみては、といったアドバイスをさせてもらっています。これからも費用を上げ過ぎず、おいしい食事を提供できる献立づくりを意識していきたいです。